今日から連休(ゴールデンウイーク)の後半が始まります。前週のブログにも書きましたが今回のGWは10連休という方もいるのではないでしょうか? クライアントの経営者の中には、連休中は仕事がストップするので収入が減って困るとか、工場が停止して商品が製造できなくて困るという話を聞きます。
われわれ日本人は、日本は休みがなく、働きバチのように働いていているというイメージがあります。果たして日本の休暇は世界と比べて本当に少ないのでしょうか?
我が国の祝祭日は15日です。15日は世界で3番目に多い国となっています。しかも我が国では夏季休暇と年末年始休暇以外でサラリーマンの方々は有休を取得します。夏季休暇を3日、年末年始を5日取得すると祝祭日15日に8日を加えて23日となります。この23日に平均有給休暇日数の10日を加えると33日となります。
年間取得休暇日数を世界的に見てみると、スペインが44日、ブラジルが42日、フランスが41日、インドが38日、オーストラリアが34日なので、日本の年間取得休暇日数の33日は国際的にみて遜色ないです。ちなみにシンガポールは25日、アメリカは24日となっています。
働き方改革では、有給休暇取得率にスポットを当てて議論されておりますが、年間休日数での比較をもって議論しなければ意味がないのではないかと思います。