いま、お盆休みの方も多いのではないでしょうか。日本ではまとまったお休みに、ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始の休暇があります。また最近では産後パパ育休という制度もあります。しかしわれわれ日本人は、日本は休みがなく、働きバチのように働いていているというイメージがあります。果たして日本の休暇は世界と比べて本当に少ないのでしょうか?
我が国の祝日・休日は19日です。19日は世界で8番目に多い国となっています。しかも我が国では夏季休暇と年末年始休暇以外で取得します。夏季休暇を3日、年末年始を5日取得すると祝祭日19日に8日を加えて27日となります。この27日に平均有給休暇日数の10日を加えると37日となります。
年間取得休暇日数を世界的に見てみると、スペインが44日、ブラジルが42日、フランスが41日、インドが38日、オーストラリアが34日なので、日本の年間取得休暇日数の37日は国際的にみて遜色ないです。ちなみにシンガポールは25日、アメリカは24日となっています。
働き方改革では、有給休暇取得率にスポットを当てて議論されておりますが、年間休日数での比較をもって議論しなければ意味がないのではないかと思います。経営者視線からすると、有給休暇はしっかり消化し、残業もしない風潮のある最近の日本では、いつ仕事をして生産性を高めているのか疑問に思うことが多々あります。
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