• 神戸の税理士・松浦会計事務所は、神戸市兵庫区を中心に皆様の税務・会計のサポートをいたします。
  • TEL.078-685-1111

ブログ

「確定申告関係資料」が送付されました 

2022.1.21

 昨日、税務署から「確定申告関係資料」が送付されました。この資料が郵送されると今年も繁忙期がやってきたなと感じます。

 さて意外と知られていない確定申告の実態ですが、国税庁によると令和2年の状況は所得税等の確定申告書の提出人員は 2,249 万人(対前年⽐+2.1%)で、平成23年以降ほぼ横ばいで推移しています。

 確定申告書の提出人員のうち、申告納税額がある方(納税人員)は 657 万人(同+ 4.3%)で、その所得⾦額は 42 兆 5,497 億円(同+2.2%)、申告納税額は3兆 1,653 億円(同▲1.6%)となっており、令和元年分との⽐較では人員及び所得⾦額は増加し、申告納税額は減少しました。

 事業所得者について言うと、納税人員は 180 万7千人(同+8.4%)で、その所得⾦額は7兆 5,906 億円(同+ 7.1%)、申告納税額は 6,285 億円(同+0.03%)となっており、令和元年分との⽐較ではいずれも増加しました。

 事業所得者以外で言うと、納税人員は 476 万4千人(同+2.8%)で、その所得⾦額は 34 兆 9,591 億円(同 +1.3%)、申告納税額は2兆 5,368 億円(同▲2.0%)となっており、令和元年分との比較では人員及び所得⾦額は増加し、申告納税額は減少しました。

 令和2年はコロナ渦の影響で、事業所得の方は前年と比べて大幅な所得減少と感じられたかもしれませんが、実は事業所得に関しては前年より所得が伸びています。税理士の実感として令和3年も事業所得は前年よりも所得が増加するのではないかと感じています。