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「マーケティングにおける3C分析とは」

2022.6.3

昨年、1年間受講しましたラーニングエッジ㈱のマーケティングブレイクスルー大学では「3C分析」が最も重要と学習しました。

「3C(サンシー)分析」とは、次の3つの視点からマーケティング環境を分析する際のフレームワークです。 Customer(市場・顧客) Competitor(競合) Company(自社)  3C分析は、この3つの頭文字「C」をとったもので、1980年代に、マッキンゼー・アンド・カンパニーの大前研一氏が提唱した考え方です。

3C分析は、客観的なマーケティング環境の情報を集めることに主眼を置いた分析で、それぞれの「C」を分析することで、マーケティング環境を漏れなく把握することが可能となります。3C分析は、マーケティング分析に用いるものですが、本質を理解するにはマーケティングの定義を知っておく必要があります。

米国マーケティング協会(AMA:American Marketing Association)は、マーケティングの定義を定めて以下のように定義づけしています。

「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のあるオファリングス(提供物)を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。(和訳)」つまり、市場・顧客にとって、価値あるモノ・サービスを提供する一連の活動であるといえます。

市場・顧客に価値あるモノ・サービスを提供するため、Customer(市場・顧客)のニーズを捉え、Competitor(競合)を分析し、Company(自社)との関係性を明確にすることで、KSF(Key Success Factor:重要成功要因)の発見につなげるのです。

戦略策定フローとしては、「3C分析等の環境分析」「戦略の方向性をきめるSWOT分析」「重要成功要因となるKSF」の順になります。