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単価アップをして、客数を減らして、売上を増やしましょう!

2022.8.19

 大手牛丼チェーン店の松屋とすき家は今年に入り大きく客数が減少しました。すき家は6月までで4ヶ月連続で客数が減っています。松屋は9ヶ月連続で客数が減っているそうです。単月で客数が減っているのであれば、偶然かなと思いますが、何ヶ月も連続となると何かの理由があるはずです。その理由は牛丼の値上げにあったそうです。

  この2社は値上げをしてから客数が大きく減ったそうです。そしてその減ったお客さんは吉野家に行っているようで、吉野家は客数を増やし続けています。一見、戦略ミスの様に見えますが、すき家も松屋も売上高は好調とのこと。減った客数の分、単価アップが売上高の好調を支えています。意外かもしれないですが、これは牛丼業界だけの話しではありません。単価アップをしている他の多くの飲食店やお店、会社でも同じことが起きています。

  単価アップをすると客数は間違えなく減りますが、売上は減りません。だいたいのケースでは逆に売上が増えることの方が多いそうです。効果はそれだけではありません。この場合、売上高のうち単価アップという構成要素の割合が増えるので、利益が大きく増えます。そして、客数が減っているのでお店や社内のオペレーションも楽になります。

売上は増えているのに忙しくなくなる訳ですから、従業員にとってこれほどいいことはありません。売上を減らすことなく、利益を増やし、オペレーションも楽になり、新規獲得の費用も捻出できるのが単価アップです。

  新規獲得を上手くするためにも、先ずは単価アップに取組むことを考えてみましょう。