僕は営業するのが嫌だったので、営業する必要がないと思っていた税理士を目指しました。しかし独立開業しても3年間は、顧客獲得できませんでした。今回は営業について僕が思ったことを記します。
営業が嫌い又は苦手意識を持っている人のほとんどは、断られるのが怖いと思っています。営業経験が少ないと、断られれば誰でもショック受けます。僕も断られるのは嫌ですし、断られる怖さのせいで営業をやりたくないと思ったこともあります。
あるあるの話ですが、断られる恐怖感が原因で営業が嫌になり、営業に行かなくなったり、中にはうつ病になってしまった人もいるくらいです。
営業で断られるのは怖いかもしれませんが、販売する側にも断る権利はあります。日本は昔から「お客様は神様だ」という考え方があって、お金を払っている人の方が偉いと思っている人がいますが、個人的にはどうかなと思います。
茶道を習って7年近くになりますが、亭主も主客も対等の立場です。お客様は神様ではないです。ましてや偉くもないです。
企業は物品・サービスを提供する代わりにお金を頂きますし、お客様は物品・サービスが欲しいからお金を支払います。ここに上下関係はないです。サービス提供者としてお客様に丁寧に接したり、敬意を払うといった最低限な対応は必要です。しかし過度な値引き交渉や理不尽な要求には応じる必要はないと思います。
そういうお客様とは取引を拒否するというのも良いと思います。営業の最中に商談が自分の理想と違い、それが許容できない場合は自分から断るというのも重要だと思います。事実、こういったマインドを持っていれば断られる恐怖も軽減されるのではないでしょうか。自信をもって「断る勇気」をもちましょう。そして営業活動を前に進めましょう。