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「確定申告関係資料」が郵送されました

2023.1.27

 今週、税務署から「確定申告関係資料」が送付されました。この資料が郵送されると今年も繁忙期がやってきたなと感じます。事務所的には法定調書の提出期限が1月31日で、現在、法定調書の電子申告を事務所総動員でしていて、まだ確定申告モードには入っていませんが・・・。

 さて意外と知られていない確定申告の実態ですが、国税庁によると令和3年の状況は

所得税等の確定申告書の提出人員は2,285万人(対前年⽐+1.6%)で、平成23年以降ほぼ横ばいで推移しています。

確定申告書の提出人員のうち、申告納税額がある方(納税人員)は 657 万人(同+ 0.0%)で、その所得⾦額は46兆2,398 億円(同+8.7%)、申告納税額は3兆7,915億円(同+19.8%)となっており、令和2年分との⽐較では人員及び所得⾦額は増加し、申告納税額も増加しました。

事業所得者について言うと、納税人員は175万4千人(同▲2.9%)で、その所得⾦額は8兆6,031 億円(同+13.3%)、申告納税額は8,547億円(同+36.0%)となっており、令和2年分比較すると人員は減少し、所得⾦額及び申告納税額は増加しました。

事業所得者以外で言うと、納税人員は481万4千人(同+1.0%)で、その所得⾦額は 37兆6,368億円(同 +7.7%)、申告納税額は2兆9,367億円(同+15.8%)となっており、令和3年分 と⽐較すると、いずれも増加しました。

 令和3年はコロナ渦の影響、物価高、円安の影響で、事業所得の方は前年と比べて大幅な所得減少と感じられたかもしれませんが、実は事業所得に関しては前年より所得が伸びています。税理士の実感として令和4年も事業所得は前年よりも所得が増加するのではないかと感じています。